城ヶ島の近くの漁村（三崎）

「砂丘」から再び、134号線に戻り、その後「引橋交差点」のT字を左に曲がり、県道26号線をさらに南下し
城ヶ島付近に到着。んかはらさんと先頭を交代交代でガンガン飛ばしたので予想よりもずっと早い一時には
飯にありつけました。飯屋がある商店街は全く人影が見当たりません。お店のシャッターも8割がた閉まっています。
実は前回もそうだったのですが、前回と違ってこの日は平日の昼間です。言っちゃ悪いですが
ホラー映画とかホラーゲームに出てきそうなくらいのゴーストタウンっぷりです。開いているお店に
「Hello?」とか言いながらうっかり入ろうものなら、即ゾンビに襲われるのが映画のお約束ですが、
もちろんそんなことはなく、おばちゃんが「いらっしゃい！」と普通に出迎えてくれました。当たり前ですが。
ここでも「まぐろカツ」がありましたが、それは前回食べたのでんかはらさんに勧め、僕はマグロステーキを
食します。ん〜肉汁がじゅわっとジューシーだ！ンまい！
余談ですが、ココで「うまい！」と叫ばないで「なるほど」と呟くのが大人の料理の嗜み方だそうですよ。

人が居ない。猫はやたらに居た。 ここの住民は昼間は猫で夜に人間になるのかもしれない。

飯屋。飯の写真を撮り忘れたのに気付いたのは 完食してお茶を飲んでいる時でした。

県道215号線〜県道214号線〜三浦富士（？）〜武山

マグロパワーをもらった僕達は、三浦半島の東海岸に沿う県道215号線を爆走。マグロに含まれる
海風を受けながらDHCは「伊達に走っちゃいないぜ」の略だな、とかどうしようもないことを考えたりもします。
三浦海岸交差点で、海辺とおさらばして県道214号線で内陸に入っていきます。すると、右手にそびえ立つ山が！
あれだ！あれこそが僕の故郷！みたいな感じで、とにかく山めがけて地図も見ずに勘で走ったら
迷いました。
後でわかったのですが、三浦富士は頂上まで明確なルートがあるわけでなく細い道がいくつも
頂上に向かって延びているようです。仕方ないので、一度山を降り、地図上で判りやすい武山の方へ行ってみました。
果たして、住宅街に埋もれるような形でその山はありました。というより、住宅街がその山の中腹まで
へばり付いていると言うべきでしょうか。山道に至る前の住宅街から既に激坂との格闘は始まっていました。
この街に生を受けた住人はこの坂と格闘することが宿命付けられているのでしょう。
この街はきっと高レベルなヒルクライマーを輩出しているに違いありません。しかし、住宅街の坂は序章に過ぎませんでした。
　住宅地が切れて山道に入っていくところから、激坂がさらにきつくなります。こういうのはダンシングでサッと
登ってしまうに限ります。何故ならこういう坂はきつい代わりに短いのがセオリーだからです。
　しかし、武山は違った･･･っ！この坂、先が見えてきません。体力的以上に精神的に無理です。
足着きました。なんてことだ。ランバ・ラルに負けたアムロみたいな気分です。「僕が一番坂を早く登れるんだ！」
ということで、下からもう一度チャレンジ。死にそうになりながら、登り切りしてやったりといった感じです。
しばらくすると登ってきた方と反対側からジイさん登場したので
「そっちから降りられますか」と聞くと
「いや、神社までまだ登るよ」

そ、そんな・・・・
あれですね。メタルクウラをやっと倒したと思ったら
崖の上にいっぱい居たみたいな感じですね。
とにかく、登るしかない！あ、やっぱ激坂だ。その時点で足がギブアップ。
僕は諦めてないのですが、足が諦めたので試合終了です。
ビンディングペダルを外す間も無く横にぶっ倒れました。大人しく押して登ると、頂上には展望台と神社が。
　そこの展望台に登ると、東西南北360度の絶景がそこにありました。
空と海の間に沈む夕日。その夕日の残光が街、山、大根畑、漁港―――三浦の全てを赤紫に染めて
浮かび上がらせていました。この景色は武山の、否、三浦半島の宝であると思わずには居られません。
また何度でも、しかし人知れずこっそりと来たいような、自分だけの場所がここにはあった気がしました。

二回目にチャレンジ中の管理人。 撮影者はんかはらさんです	ゴール！ したと思ったらまだ先があったのです
中腹にあった見晴台。太平洋を望みます	もう一枚。この辺りの坂で力尽きました。 あーこの辺の坂の写真も撮って置けばよかった！
展望台より西側を望む。写真が思ったよりも 明るすぎるのと、神社を撮り忘れたのが心残り	展望台より東側。遠くにうっすらと房総半島が見えます
登ってきた方と反対側はこんな修羅場でした（笑	MTBでも走れるかどうか微妙です。 ビンディングシューズがドロドロになってしまいました
武山ダケ。 その正体はハイキング客のための道標です。 そして最大の謎は後ろのホットドック	今回のザ･ベスト 武山を下る途中で撮りました

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