ジロ・デ・ミウラ

 サイクルスポーツファンの皆様、こんにちは(栗村修風)。今回、ジロ・デ・ミウラを解説させて頂くMojaです。
去る12月18日、サイクルショップ「Y's Bike Garage」の店員さんの長山氏が企画するツーリングイベントに参加させて戴きました。
普段、ひとりでフラ〜っと出掛けて気ままに走るランが好きな僕ですが、色々な知らない人と喋ったり、
話を聞いたりすることが出来る、こういうツーリングイベントに参加するのも好きなのです。
三浦半島は僕の家からはそう遠くないのですが、まだ行ったことが無かったので、イベントに便乗させて頂いた次第であります。
しかし、「三浦半島ってぶっちゃけ何があるのよ?あるのは海とせいぜい三浦大根くらいじゃね?」
というイメージが出掛ける前の三浦半島に対するイメージでした。ところがところが、これがまぁ
行ってビックリ、オドロキ、ヨセバ・ベロキだったわけですよ、えぇ。三浦半島は伊達じゃない!
どう伊達じゃなかったかは以下のレポートの方で。

今回、お世話になった「Y's Bike Garage」の長山さんとツーリングに参加した皆様方に厚くお礼申し上げます。多謝。


スタート(家)〜京急線堀ノ内駅〜ミウラのラルプ・デュエズ(仮)

12月18日午前五時、起床。同時30分に家を出発。当初、自走を予定していましたが、家を出て3秒で断念。
寒すぎ。風強すぎ。しかも北風。
というわけで、自由が丘で輪行して、東横線で横浜→京急線で集合場所の堀ノ内まで、というルートを取りました。
普段「輪行したら負けかなと思っている」とインタビューに答えている僕も、この日は「輪行した俺は勝ち組」と
ひとり、横浜駅でチャーハン弁当を食べながら思ったものです。
 さて、堀ノ内駅でメンバーと合流、自転車を組み立てて早速出発!メンバーのA氏の希望で、「三浦半島一の激坂」に
行こうということに。激坂といっても峠みたいなのではなく、聖蹟桜ヶ丘のいろは坂のように住宅街の中にある
短い坂なのですが、登ってみたらとてつもない傾斜でした。和田峠の最大傾斜をも越えているのではないでしょうか。
なので、その坂を勝手に「ミウラのラルプ・デュエズ」と命名。道も狭く、車で上り下りしたら相当怖い坂でしょう。
三浦半島は起伏が少なく、坂のほとんどは、海岸線から丘にあがるだけの坂なのですが、何処もほぼ直線で激坂でした。


朝五時の目黒通り。寒い。

この時間だとまだまだ真っ暗ですね

横浜駅(多分)

堀ノ内駅に着くと皆さんもう集まっていました

いざ出発!

ミウラのラルプ・デュエズ(仮称)

高さ的には大したことのないのですが、てっぺんまで
一巻き半くらいで登ってしまうので、激坂になっているのです。

←の近くにあった道路の名前。一流のヒルクライマーすら尻を上げずには
登れない坂だったため、この名が付いたと言われて
いるわけがありません

ペリー記念館
さぁさぁやってきましたペリー記念館。三浦半島に来たらここ抑えておかないと三浦半島を語れません。
なにしろこの三浦イチの脱力系スポットです。施設は二階建てで、二階には当時を
伺うことができるかわら版(多分本物)や船員達の似顔絵(結構スゴイ)などが飾ってあります。
そして一階の入り口部分には、当時の浦賀の港と軍艦のミニチュアが置いてあり、展示版のボタンを押すと
ペリー船長が語りだします。日本語で。近くには地元の小学生が夏休みの自由研究で作ったような手書きの年表が
貼ってあり、なんだか手作りの生暖かみを感じることが出来ます。そして極めつけは入り口のペリー氏像。
是非、三浦に来た人にはここを見て欲しいです。


ペリーの石碑。左端に移っているホワらしき
建物が記念館です

ぶれ気味ですが二階部分。ここにおいてある物は
歴史的に貴重なものだと思います

目の前には浦賀の海が広がる。
ペリーとは一体どんな人物だったのだろうか

こんな人でした
ていうか、鼻になんか詰まってますよ

三浦半島津々浦々
ペリー記念館で程よく脱力した後は、三浦半島を時計回りに回りました。でも、まぁ海風が寒いのなんのって。
でもおかげで雲はほとんどすっ飛ばされて綺麗な景色を余すところなく楽しめました。
この後は「有名なアレ!」みたいなスポットには特に行かなかったので、この日撮った三浦の表情を
ご覧くださいまし。ほぼ、順番になっているのでこれを観ればあなたもお茶の間に居ながら、
三浦半島一周の旅を楽しめるはず?


半島の東側です。向こうに半島が続いているのが見えます

浜。なんだか隣の写真と繋がってるように見えますが
全然違う場所の写真です

太平洋と漁港を見下ろします。『豊穣の海』って感じです

ちょっと暗いですけれど、結構気に入ってる写真です

今回のベスト
大根畑がこんな綺麗だとは思ったこともありませんでした

灯台に行こうという話になり、道を聞くために
港の方へ降りてみると・・・・

大根達が干されてました

道が判り、一路灯台へ
狭い道を抜けて・・・

激坂を駆け上がり・・・・

忘れられたような道を抜けると・・・

灯台、灯台、東大中退、オン・ザ・エッジだよホリえもん
冬休み粉飾決済スペシャル
なわけですよ(意味不明

マイチャリと海
そして「世界人類が平和になりますように」棒

その後、立ち寄った城ヶ島
何かあるようで実は何もありません

遠景シリーズを3枚並べてみました。まず一枚目
近くに行くと羽が唸りをあげて回っていて怖いです

その2、煙突。小津映画に通じる静けさがあります
と無理やりこじつけてみるスレ

三枚目、富士山。遠くに見えた時嬉しかったこと、嬉しかったこと
これが観られること日本人冥利に尽きるとはよく言ったものです

本日のメインディッシュ
それでは本日のお料理の方のご説明をさせて頂きます。
まず一品目の昼食は『マグロとんかつのブルドック風ソース キャベツを添えて』
いや、そんな気持ちの悪い名前じゃないですけどね(笑 普通にマグロかつです。マグロかつとはまぁ
そのまんまの料理で、食べたことも聞いたことも無かったのですけど、食ってみたならば
マグロの脂のジューシーな旨味ががカツレツの衣の中に閉じ込められていて「ぐがーっ」と悶絶しそうに
なるほど、美味かったです。夕食は、何かの甘露煮、お刺身、ネギトロ、お造りなど海の幸尽くしの
メニューに舌鼓を打っていましたところ、想像も絶する料理が登場。それは
『マグロの頬肉のしゃぶしゃぶ』
あがが、なんだそのキャリア組官僚の接待に出てきそうな品は。凍らせた頬肉を大胆にスライスしたものを
お湯でジャブジャブして食う料理だそうで。もちろん食べたことも聞いたことも無いです。
そもそもマグロの頬肉なんて見たことも無かったです。やばい霜降りの肉を数十秒お湯で湯がいて、ポン酢で食うと
ホロホロと身が溶けて、ふわっと味が口に広がり舌が千切れ飛んでいきそうそうなほどの美味を味わえる訳ですよ。
生きていて良かった。ぶっちゃけ世界の中心で回せとか言ってる場合じゃないです。これだけ贅沢しておきながら、
料金の方は学生だからという理由で、支払いを半額にして頂いたのは恐縮な限りです。ご馳走様でした。
惜しむらくは、そのマグロの写真が撮れていなかった事・・・写メには残ってるのに。
この拙文からなんとか現物を想像していただければ幸いです。それでも、どうしてもホンモノをご覧になりたければ
是非、三浦半島へ!


マグロかつ。思いのほか味はとんかつに近い

左からねぎとろ、刺身、突き出し
これであとしゃぶしゃぶを撮っていれば・・・orz

『宴の後』

皆様ありがとうございました!そしてご馳走様です