大ダワ峠下り
頂上から奥多摩駅方面に向かって下り始めます。しかし、まぁ路面の状態の悪いこと悪いこと。
一応全舗装なのですが、路肩は落ち葉だらけ、日陰は苔だらけ、あちこちにこぶし大の岩が転がり、
路面がえぐれてクレーターが出来ています。
かなり注意して下ったつもりでしたが、苔で滑って転びました。奥多摩側の方が路面状態が悪いので、
次ぎ来た時はコッチ側から登った方がいいかもしれません。
さぁさぁ下るよ |
開けた場所その1 |
自転車レースのワンシーンに出てきそうな 綺麗なヘアピンカーブ |
君が代もびっくりな苔の生えっぷり |
こんな道路に苔が生えちゃうような寂れた 峠の頂上に茶屋などあるはずも無い |
転倒した場所の近く。この石垣はいつごろ作られたのだろうか |
開けた場所その2 目の前に今下ってきた山が見える |
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開けた場所その3 「開けた場所その2」が上に見える |
続・開けた場所その3 左の写真から少し視点を右にずらしてみると、 山裾のさらに右上のほうに、ガードレールが見える |
高さが分かるように縦で撮ってみる。実は上に見える場所は 「開けた場所その1」である |
「開けた場所その1」に戻ってみる 遥か下のほうに「開けた場所その3」が見える |
紅葉と自転車。 木々の隙間から青梅街道がちょっとだけ見える |
ここで鋸山林道はおしまい。目の前の道は新青梅街道。 燃えるような紅葉を見て帰るのが名残惜しくなってしまった |
奥多摩むかしの道
本当ならこのまま青梅方面へ抜けて帰る予定だったのですが、紅葉の美しさに後ろ髪をひかれたので、
前々から行こうと思っていた奥多摩むかしの道を訪れることにしました。奥多摩むかしの道とは旧青梅街道のこと。
江戸時代から交通の要所として活躍してきた旧青梅街道はダム建設により出来た奥多摩湖により、その大半が
近くの村落と共に湖の底に消滅。山肌を掘削して作られた新青梅街道と併走するかたちで、奥多摩湖の手前に
数キロほど残すのみとなりました。これが奥多摩むかしの道と呼ばれるようになり、今ではハイキングコースとして
結構有名な奥多摩観光スポットとなっています。
崖を切り開き、細く深い渓流に沿って作られた古の青梅街道は、その姿の大半を多くの記憶と共に湖の下に失いました。
役割を終えたその道が、かつての活気を取り戻すことは、もう二度と無いでしょう。
今は僅かに残った家々と共にかすかな面影を残しながら、木々の間でただ静かに時を刻んでいます。
なお、奥多摩むかしの道はあくまでハイキングコースなので、自転車は降りるか最徐行で走りましょう。
僕はこの白髪トンネルを奥多摩湖側に出てきてから、 奥多摩むかしの道に入りました。写真は、奥多摩むかしの道 入り口から今出てきたトンネルを振り返る形で撮影 |
トンネルを出てすぐのところにむかしの道への 分岐があります。今回は舗装してある右へ行きましたが、 左にも未舗装のむかしの道が続いています。 |
木々に埋もれるように建っている古い家 |
打ち棄てられた廃屋。 青梅街道の歴史と運命を象徴しているようです |
馬用の水。ここを近くを通った卒業旅行っぽい女の子達曰く 「この水多分あかんわ〜」「飲めへんやろ〜。絶対病気するわー」 俺もう飲んじまったよォ!オイィ! |
木漏れ日がなんともノスタルジックな光景 |
見頃にはまだ早いけれど見応えは十分 |
こう見ると旧青梅街道が崖を沿うように作られているのがわかる |
トンネルを覆う紅葉 |
トンネルの中で振り返るとそこにも紅葉 |
トンネルを出て左折。ここらで奥多摩むかしの道とお別れ |
味気の無い新奥多摩街道に戻ります |