奥多摩湖
奥多摩湖自体は特に記述することはないのですが、奥多摩むかしの道を出たあたりで、腹が減りだしました。
ハンガーノックというやつです。そこで奥多摩湖半の食堂に駆け込み、「オススメは?」と聞くと「とろろ定食(800円)」
と答えが返ってきたのでソレにしてみました。こういう「大自然」とか「都会の喧騒を離れて」とか胡散臭いキャッチを
ウリにしている観光地はたいていろくな飯屋が無い。
「自然」→「交通の便が悪い」→「結局、人の絶対数が少ない」→「商売をする人も少ない」→で、競争が起きないので、
味とか値段に工夫がなされず、「高い、マズイ、量が少ない(T.M.R)」というホットリミットな結果を生むわけです。
不味くても少なすぎて後でまた腹へって後悔するのは嫌なので、ちょい高めな定食を頼んだのですが、
これがこれが計算外!かなりの量出てきました。しかも 美 味 い!マジ美味い!
地元で取れた山芋でつくったとろろをぶっ掛けた御飯と山芋の天ぷらが舌の上で踊り、かぼちゃの煮つけは
口に入れたとたんトロ〜リと溶けて羊羹のような甘さが口にひろがります。これまた山で取れた芋を使った
こんにゃくは薄さからは想像できないほどのムチっとした弾力のある歯応えで、ジャガイモ入りの味噌汁は
骨髄から脳幹まで染み渡るようでした。僻地だと思って、侮ってごめんなさい!素晴らしい定食でした。
お店の写真を載せておきますので、皆様もここに立ち寄ったら「とろろ定食(800円)」をご賞味アレ。


これは鉄道の跡のようです。詳細不明

腹減った〜と駆け込んだお店。
大麦代トンネルの近くにあったはず

お店の前で一枚。湖の向こうに見えるのが
風張峠がある月夜見山と御前山

店内の様子。囲炉裏がある

激ウマのとろろ定食(800円)

肝心の奥多摩湖自体は見るべきもの無し

奥多摩周回道路(風張峠)

さて昼飯を食べてパワー回復。もう一つ峠行っちゃうかな〜?と、いうことで奥多摩周回道路に入り、風張峠へ向かいます。
が、しかし!登り始めて10分くらいでもう足が残っていないことに気付く。しかしここまで来てしまったら
もう後には引き返せません。峠を登りきってなんとしても五日市方面か上野原方面へ向かわねば。
ヨロヨロ進む自分の横をバイクや車が騒音と排ガスを撒き散らしながら猛スピードで吹っ飛ばしていきます。
色々毒づきたくなるところですが、クルマもクルマで「おい、邪魔だよ。お前いるから今のカーブ攻められなかったダロガ、ヴォケ」
とか思っているかも知れないのでオアイコということで。お互いの領域は干渉しない方向でいきましょう。
とか考えていると、アップダウンが始まります。ん?変だ。峠はどこだ?どうも通り過ぎてしまった模様。
引き返してみると、ありましたありました。実に存在感の無い峠です。峠を示すものは「東京で一番高い道路 最高地点」
とかいてある木の棒だけ。また茶屋無しの峠かよ!(結構下の第一駐車場ってトコロには屋台のようなものがあったが)
とにかく、峠登りきったらこんな排ガスと騒音だらけの場所にはもう用はありません。寒くなってきたので
D志社の長袖ジャージを着てとっとと下ります。それにしても暖かい、D志社のジャージ。アリガトウD志社ヒーロー。
距離とアップを考えると、なかなかトレーニング向きな峠でした。でも、ここはクルマとバイクのための場所で、
自転車の来る場所では無いのかも・・・


さーきついよきついよ。もう足グダグダよ

峠過ぎたっぽいことに気付く

ここが峠。写真の右端に木の棒が立って
いるのがお分かりいただけるだろうか?

木の棒拡大図
「東京で一番高い道路 奥多摩周回道路 最高地点 標高1146m」
と書いてある

下り始める山沿いに果てしなく下る

なんとなく撮った旅館(?)

縁石や ローリング族どもの 夢のあと

自爆乙

甲武トンネル〜上野原駅
檜原街道を下った時点で、もはや五日市に戻る体力すら残っていなかったので、甲武トンネルを抜けて
上野原駅で輪行することに。長かった今日の旅ももうすぐ終わり。しかし、この期に及んで、甲武トンネルまでまた激坂が。
もう勘弁してくれ。上野原駅についた時には、完璧に死亡。帰りの電車は人身事故で止まったり、
ボーイズスカウト系のガキ達が車内で大騒ぎしたりしていたが、まったくお構い無しで爆睡しました。


もう坂はいいよ・・・

シャカリキ!の描写でありそうな坂

やっとトンネル

後は

無我で下るだけ

市街地に到着

上野原駅

今日もおつかれーーっす!

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